選択し、一度記述し、1 台ずつ確認する

3 つの段階がひとつの画面を共有します。コマンドを記述している間も選択した機器が見え、結果を確認している間も送信した内容が見えます。

  • 機器の選択——検索、絞り込み、グループ分けが可能です。見出しには選択した台数と、そのうち現在接続できる台数が表示されます。
  • コマンドの記述——サイズカウンタ、過去に実行した内容の履歴、そして一式をファイルへ保存する機能を備えたテキスト領域です。
  • 結果の確認——1 台 1 行で、状態、所要時間、返された出力を表示します。並ぶのは今回の実行対象の機器だけです。

手順:コマンドを実行する

実機の画面 機器一覧、コマンド、機器ごとの結果が 1 つの画面に収まっています。

実行開始後の流れ

  1. まず確認の段階

    何かが送信される前に、何を、何台に対して実行するのかを表示し、確認を待ちます。一度のクリックでコマンドが機器に到達することはありません。

  2. 設定した範囲内での並行実行

    同時実行数と機器ごとのタイムアウトはお客様が設定する値です。推奨値である 20 台を超える場合は欄が通知しますが、入力された値を無断で引き下げることはありません。

  3. 機器ごとの報告

    状態、所要時間、出力はいずれも機器単位で記録されます。最後まで応答しなかった機器も画面に残り、合計値に吸収されることはありません。

  4. 該当する機器はまとめて保持

    問題の生じた機器は名前を付けて保存することも、その範囲だけ再実行することもできます。選択を手作業で組み直す必要はありません。

4 種類の接続、5 つの選択肢

すべての接続が対話型のターミナルを提供するわけではなく、送信できるスクリプトの上限も送出方法によって異なります。以下の数値は、アプリケーションが実際に適用する上限です。

選択肢RouterOS送出方法サイズ上限
WinBox が使用する接続 (8291)、行単位(既定)6.x / 7.xターミナルへ 1 行ずつ送信し、機器が返すプロンプトで各行の完了を判定256 KiB
WinBox が使用する接続 (8291)、単一スコープ6.x / 7.x全体を一度に実行。長いスクリプトではターミナルの表示が遅くなります24 KiB
SSH6.x / 7.x全体を SSH で送信し実行60 KiB
API7.x のみ全体を文字列として機器に渡して実行60 KiB
REST7.x のみ機器の Web インターフェイス側の経路から送信し実行60 KiB

行単位で送出する場合、:local で宣言した変数は次の行に持ち越されません。これは送出方法そのものの性質であり、RosRunner の制限ではありません。独自の変数を必要とするスクリプトは、単一スコープの選択肢をご利用ください。

接続方法と資格情報の取り扱い

4 種類の接続はいずれも IP アドレスまたはホスト名で機器を指定します。WinBox が使用する接続(ポート 8291)はこれに加えて MAC アドレスでの指定にも対応し、使用可能な IP アドレスがまだない機器にも到達できます。ただし同一ネットワーク上にいること、機器側で当該インターフェイスがこれを許可していることが条件です。API・SSH・REST は必ず IP アドレスまたはホスト名を必要とします。

作業中に入力したパスワードは、アプリケーションの実行中のみメモリ上に保持されます。プロファイルとして保存した資格情報は、RosRunner 独自のファイル形式ではなく、Windows 資格情報マネージャー——OS 自身の資格情報ストア——に保管されます。保存した機器のまとまりに含まれるのは機器項目のみで、実行したコマンドの内容も、返された出力も含まれません。

お客様自身が出力したファイルは別です。RouterOS の設定、機器の識別情報、あるいはコマンド出力に含まれる機密情報が残る場合があります。外部へ提供する前にご確認ください。

次は実際の操作手順

ドキュメントでは、初回の実行、各状態の意味、機器が応答しない場合の適切な対処を扱います。